百人一首 坊主めくり
他の遊び方とは異なり、坊主めくりをする際には首は読まない。
使用する札は読み札のみで、取り札は使用しない。百枚の絵札を裏返して場におき、各参加者がそれを一枚ずつ取って表に向けていくことでゲームが進む。多くのローカルルールが存在するが、多くで共通しているルールは以下のようなものである。
男性が描かれた札を引いた場合は、そのまま自分の手札とする。
この場合、自分の手札とするのではなく場に札を置いていく場合もある。
坊主の描かれた札を引いた場合には、手元の札を全て場に戻す。
女性の札(姫)を引いた場合には、それまでに場に置かれていた札を全てもらう。
裏向きに積まれた札の山がなくなるとゲーム終了。このとき最も多くの札を手元に持っていた参加者が勝者となる。
坊主めくりにはさまざまな地方ルール(ローカルルール)があり、例えば次のようなものが知られている。
場に札が無い場合は、姫を引いた場合はもう1枚札をめくることができる。
皇族札(台座に縞模様がある札)を引いた際には、数枚引ける。
もしくは、天皇(院は含めない)をひいたら山札から裏向きのまま10枚(10枚に満たない場合はすべての山札)をもらう。この時もらった札の効果は発動しない。
坊主が出たときに全てではなく五枚だけ戻す。
そして、特に坊主の中でも蝉丸を引いた際に全員が全ての札を戻す。
もしくは、蝉丸を引いた場合はそれまでにめくられた全員の手札を自分の手札にできる。
弓矢を持ってる男性の札を引いた際には、ウノのリバースのように札をめくる順番を逆周りにする。