子供の病気　ロタウイルス(嘔吐・下痢）

こどもの発熱・セキ・発疹・下痢

これだけは知っておきたい子どもの病気と薬の知識

ロタウイルスは小さな子供に非常に感染しやすく一週間から十日程度、嘔吐、下痢などの症状が出ます。

熱が出ることもありますが大体2、3日でひくことが多いです。

冬にかかることが多く、うんちの色がお米の研ぎ汁のような色になることが多いですが黄色のうんちが出ることもあります。

一度かかれば二度はかからないといった性質の病気ではないので冬が来るたびにかかる可能性もあります。

子供がロタウイルスに感染したときの対策

最も重要なのは子供が脱水症状にならないように気をつけることです。

嘔吐、下痢によって大量の水分が体外に出てしますのでなるべくこまめに水分を与えないとすぐに脱水症状に陥ります。

ポカリなどの体が吸収しやすい水分を吐かないように少しずつ与えてあげるといいです。

食事は食べられるようならおかゆなど食べやすく消化しやすいものを与えましょう。

残念ながらロタウイルスに対する有効な薬は今のところ無いようなので苦しむ我が子を見るのはつらいでしょうが頑張って支えてあげてください。

ちなみに下痢止めはウイルスをおなかの中に留まらせるため、病気が長引くので飲ませないほうがいいでしょう。

注意すること

ロタウイルスに感染した子供の嘔吐物やうんちには大量のウイルスが存在しています。

これらを素手で触ったりするとロタウイルスに感染する可能性が高いです。

子供が二人以上いる場合は二次感染する可能性もあるのでこれらを触るときは手袋などをして直接触らないようにしましょう。

なおオムツや服などは普通に洗濯すればウイルスは除去できるので安心してください。

またこれらの掃除、洗濯をした後は必ず石鹸やハンドソープをつけて手洗いをするようにしましょう。