汗っかきと多汗症
このサイトを見て「自分は多汗症なのか」と思った人もいるかもしれませんがちょっとだけ待ってください。
あなたが多汗症だと感じているものは実は単に汗っかきなだけだった、という可能性もあります。まずは汗っかきと多汗症の違いについて説明します。
汗とは基本的に人体の体温調整を司っており暑くなれば毛穴を開けて汗をかく、ということは多くの人が知っていることだと思います。多汗症とはこれらの体温調整とは関係ない状況で過剰に汗が分泌される症状のことを言います。ですから例えばスポーツをしているときに隣の人より多く汗をかいている、などというのは多汗症とは関係のないことなわけです。
また汗っかきな人についてですが例えば肥満の人は汗をかきやすいことが。多いですこれは肥満の人は脂肪が多いため体の中の熱が対外に放出されにくく、そのため普通の人より多く汗をかく傾向にあります。もちろんこれは体温調節としての汗の分泌であり、多汗症の症例ではありません。
また日ごろからスポーツをしている人などは汗の分泌が普通の人より早いです。これは日ごろからスポーツをしている人の体は体が動ける状態になるまでの準備が早いためで、余談にはなりますが普段スポーツをしていない人がダイエットを志していきなり1キロ位走っても体はカロリーを燃やす準備ができてないので血中の糖分が著しく消費されるだけで脂肪はほとんど燃えなかったりします。スポーツをしている人の体は少し動くとすぐに脂肪をエネルギーに変え始め、体中に酸素を送り始めるため体温上昇が早く、すぐに汗をかき始めます。もちろんこれは多汗症とは関係ありません。
このように汗っかきと多汗症には違いがあります。特に肥満の人は汗っかきと多汗症を勘違いしやすいですが上記にあるように体温調整と関係あるかどうかを基準に判断してみてください。